煩雑だった情報管理の一元化を実現
大人数が関わる映像制作の現場特有の「管理業務の難しさ」や「ヒューマンエラーの多さ」を、一気に改善できました。
株式会社エルロイ
企画デザイン部 部長 プランナー/管理部 ITアーキテクト
高原 成博 様
Excel&ヒト起因のミスが、大きな業務負担に
MILLの導入以前は、どのような課題を感じていましたか?
ひと言で言いますと、以前はとにかく情報が分散していました。当社ではもともと、案件管理、予算管理、経費精算と業務ごとにExcelファイルを作成し、全体共有していたんですね。しかし、いつの間にか実行予算のファイルが増殖していたり、データをローカル管理するスタッフが現れたり……。正確な情報共有がここまで難しいのかと、頭を抱えていました。
情報の扱い方が属人化し、管理も煩雑になっていたわけですね。
おっしゃる通りです。映像制作は各分野の専門家が集まり、大人数でひとつの作品を作り上げるのが醍醐味です。一方で関わる人が多ければ多いほど、ヒューマンエラーのリスクも高まります。MILLの良いところは、そうした制作フローや現場への深い理解のもとで設計されていること。どんなに大人数でもクラウド上で正確かつスピーディに一元管理ができ、例え入力ミスやヌケ・モレがあっても一目瞭然で分かります。実は導入当初、職人気質のスタッフが難色を示していたんですが、その彼が1年後には「MILLは本当に便利だね」と絶賛するくらい、誰でも感覚的に使える仕様も魅力ですね。
リモートワーク実現にも、MILLが貢献
MILLの導入後、最も効果を感じられたのはどのような点ですか?
案件にまつわる情報が一元管理されているので、社員が即時的に全ての情報にアクセスでき、会社全体のスピードが上がったことですね。またMILLで営業・制作現場・バックオフィスがシームレスに連携することで、予算管理や精算作業なども劇的に効率化されました。以前は見積もり額や実行予算額、精算額にズレがあっても、検収の段階まで認識できませんでしたが、今はリアルタイムに把握でき改善・修正が図れる。これは大きいです。
精算業務の改善事例についても具体的に伺えますか?
レシートを写真撮影すると、AIが自動で経費データを作ってくれる機能がありますよね。あれ、現場サイドはものすごく感謝しています。それに電子ハンコ機能や、Slackやネットバンキングと連携して仮払いの申請・承認・振込がWeb上で完結できる点もありがたいです。また、日報機能でスタッフの稼働管理も行えるため、「事務作業のための出社」が全社的になくなりました。実際、当社では管理部も含めて全社的にリモートワークに移行しており、私自身も繁忙期を除けばオフィスへの出社は週に2日程度。ですから、コロナ禍に対応した現場改革にも大きく役立っていますね。
2012年設立。社内一貫体制で映像を作り出す“組”スタイルでTV-CM、WEB-MOVIE、VP、MV、ドラマ、映画など多様なジャンルで実績を重ねております。
https://www.ellroy.jp/経営数値の一元管理で、創業期の成長を加速
経理や経営に対する不安払しょくも、現場の業務負担削減も、MILLが強力にバックアップしてくれました。
株式会社RECO
代表取締役/プロデューサー
勝村 紀昌 様
数字の「見える化」が育んだ、経営に対する当事者意識
御社では創業時からMILLを導入いただいています。
もともと前職でMILLを使用していまして、その使用感が気に入っていたんですよね。それにお恥ずかしい話、私は経理や経営については素人同然だと自認していたので、業務基幹システムは使い慣れたもの、本当に頼りになるものを使おうと決めていました。それにサブスク型で、初期投資を抑えられる点も大きかったですね。
前職時代、MILLの機能でよく活用されていた機能はありますか?
個人的な話ですが、前職の社長から「見積りや実行予算の作成もクリエイティブな仕事だ」と叩き込まれまして。日頃からMILLのデータベースを使って、過去案件の社内人件費や外注費などをきめ細かくチェックして見積書の作成に役立てたり、一つひとつの案件でどれだけ粗利を上げられたかチェックしたりしていました。広告・映像の業界は、売上と経費を感覚的に捉え、“どんぶり勘定”になるケースも珍しくありません。しかし、私の場合はMILLがあらゆる数値を正確に「見える化」してくれるおかげで、損益に対する当事者意識を強く持つことができました。いい仕事から「いい作品」が生まれるように、「粗利」もまた各々がプロとして頑張った成果のひとつ。そうした意識の重要性は、いま一緒に頑張ってくれる仲間に対しても伝えています。
請求処理の工数70%削減を実現
MILLについて、社員の皆さんの評判はいかがですか?
制作や現場のスタッフにも好評ですが、一番喜んでいるのは、管理業務をお願いしている女性社員ですね。彼女が以前いた職場ではExcelで支払いデータを作成・管理していたそうで、毎月データの手入力や紙の請求書のファイリングが大変だったと。その点、MILLは会計ソフトのfreeeを連携させれば外注への支払い情報が自動連係されて、請求処理から振り込みまでWeb上で完結できるので、「それだけでも毎月の支払作業の70%は工数削減できています」とニコニコでした。
経営者として今後MILLをこんな風に活用していきたい、という考えはありますか?
まだまだ駆け出しの会社ですが、だからこそ余計な事務作業はMILLで自動化、工数削減を進め、スタッフができるだけ本業に集中できる体制を作っていきたいです。それに今後もいい作品を生み続けるためには、やはり1案件ごとにきちんと利益を上げて、会社も人も成長していくことが大事。ですから、売上や粗利の集計データは毎日欠かさずチェックしています。そのデータをもとに人事計画を作成し、今期は制作部で3名の採用も実施しました。こうした活用法は今後さらに力を入れていきたいですね。
2020年設立。少数精鋭のスピード感、対応力を軸に案件成立から納品まで、映像づくりにおけるプロフェッショナルたちがお客様の求めるクリエイティブを実現します。
https://reco-inc.jp/クリエイターの稼働実績を手軽かつ正確に把握
現場の負担にならない、自動生成の「日報機能」が、無理のない労務管理や適正な請求処理に役立っています。
株式会社SAZABI
代表取締役/プロデューサー
小島 伸夫 様
オールインワンのMILLで、管理業務を効率化
まずはMILLを導入された経緯を伺えますか?
当社は少数精鋭の会社で、プロデューサー業務や管理業務は私が担っています。そのため、業務基幹システムを検討する上でまず考えたのが、いかに業務効率を上げられるかです。顧客管理はこれ、案件管理はあれ、勤怠管理は…と業務ごとにツールを使い分ける手もありましたが、MILLのワンパッケージであらゆる管理業務をサポートする仕様の方が合理的で、社員間での情報管理・共有もしやすいなと。こうした点が導入の決め手になりましたね。
導入後はどのようにお使いいただいていますか?
様々な機能を活用していますが、特に売上管理と社員管理の機能が便利だなと感じています。例えばMILLの「各種集計ページ」を開けば、経営者兼プロデューサーとしてチェックすべき、会社全体の売上額、粗利率、納品数、前年比などを一画面で確認できる。こうした数値は経営判断にも直結するので、本当に助かっています。それに、この集計データは全社員が常に見れるので、経営の透明化や当事者意識の醸成にもつながっていますね。
経理0.5人分月以上の費用対効果を実感
社員管理についてはどのように活用されていますか?
デザイナーの稼働実績の把握って、スタッフ側もマネジメン側も意外と手間がかかりますし、正確性を担保するのも難しいんですよね。その点、MILLなら各スタッフが毎朝、一日の業務設計として作業する案件・タスク・予定時間をGoogleカレンダーに入力すれば、システムがそのデータを自動的に読み込み日報にまとめてくれます。マネジメント側は、この日報を見れば各スタッフのキャパが分かるので、余計なやりとりが減りますし、無理のない業務配分もできます。また、プロデューサー目線に立てば、想定以上の工数がかかった際には、請求時の交渉材料のひとつにもなりますね。
導入前に想定されていた業務効率の向上は実現できていますか?
そうですね。費用対効果も十分ですし、ざっくりとしたイメージですが、MILLを導入するだけで経理0.5~1人月分の効果は十分あるんじゃないでしょうか。今後もう少し事業規模が拡大してくれば、外注管理機能や請求処理をシステム上で完結できる機能などの恩恵も大きくなってくると思いますし、これからも大いに活用させていただこうと思っています。
2018年設立。CG / VFX / 編集を一貫して行う映像制作会社です。TVCMやWEB-MOVIE、テレビ番組のオープニング映像、MVなど幅広く手がけています。
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